いよいよ決勝トーナメント!〜第4回レオピンカップ観戦記⑤

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下克上なるか、レオピン杯はいよいよ決勝トーナメント!

初日の薄曇りとは打って変わって、雲ひとつない快晴となった大会2日目。いよいよ大会は決勝トーナメントに突入。ここからはノックアウト方式のため、引き分けはありません。日が傾き始める頃には、この大会の王者が決まり、優勝杯を掲げています。この日は開会セレモニーが執り行われました。太陽の下、選手たちのユニフォームは鮮やかに輝き、とても誇らしく見えました。

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f:id:okina_monkparakeet:20170529211737j:plain決勝トーナメントに勝ち残ったのは4チーム。前回優勝のFC九州バイラオール、同じく準優勝のFCアウボラーダ、前回3位の関西セッチ・エストレーラス、そしてバンブルビー千葉(千葉県)・FC ONETOP(埼玉県)・アシルスフィーダ北海道(北海道)の合同チームです。顔ぶれは予想通りといったところか。しかし今大会は少し様相が異なります。優勝候補の2強が、なんと準決勝で顔を合わせることになったのです。つまり、関西セッチ、合同チーム①のいずれかが、2強時代を終わらせる可能性があるということです。千載一遇のこのチャンスを2チームはものにできるか。注目が集まります。また5,6位決定戦は、静岡+神奈川合同チーム(合同チーム②)とアフィーレ広島の対決。アフィーレ広島が公式戦2勝目をあげるのか、合同チーム②が今大会初勝利をあげるのか。実力均衡の2チームの対戦は要注目です。

初優勝を目指して。準決勝第一試合、始まる

準決勝第一試合は、関西セッチvs合同チーム①の顔合わせ。リーグ初戦、良い内容のサッカーを展開してFC九州バイラオールを破った勢いをそのままに、準決勝に駒を進めました。合同チーム①は初戦こそ大敗しましたが、続く合同チーム②との試合はチームにポジティブな空気をもたらしました。初の決勝、そして初優勝を目指して、チーム全員で気合を入れる合同チーム①。

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ピッチ上で想いを一つにする、関西セッチエストレーラス。

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さあ、泣いても笑ってもどちらかが落とされる、サバイバルマッチ開幕です!

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前半

前半、いきなりのチャンスを作ったのは関西セッチ。5#田中選手がサイドを駆け上がりゴール前にパスを流し込むも、GK12#前田選手がしっかりキープ。

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合同チーム①も10#古城選手がドリブルからミドルシュート。DFに当たったボールはイレギュラーな軌道を描いてGK23#北波選手を襲いますが、パンチングでこれを弾きます。関西セッチは、合同チーム①の連続セットプレイを防ぐと18#川村選手のプレッシングに63#前澤選手がたまらずボールをロスト。

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それをかっさらった7#福留選手から、25#川西、19#冨岡とつなぐ得意のコンビネーションでカウンター。しかしこれもGK12#前田選手がナイスセーブを見せます。

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合同チーム①は前線の50#笹山選手にボールを供給しようとしますがつながらず、逆に関西セッチに主導権を握られてしまいます。しかし、CKの決定機はGK12#前田選手がキープ、また相手の攻撃の仕掛けも、4#中澤選手、9#後藤選手がしっかりとブロック。

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そして中盤の63#前澤選手、50#笹山選手が関西セッチの思い通りにさせません。

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前半8分、再び関西セッチが魅せます。5#田中選手からのクロスを25#川西選手が絶妙トラップ!7#福留選手のシュートはGKに阻まれますが、高い技術力と連携が光ります。直後の9分にはDFを左右に振り回し、空いたスペースに走り込んだ19#冨岡選手がGKとの1対1に。しかしシュートは枠を大きく越えていきます。

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対する合同チーム①は、攻撃の糸口をセットプレイに見いだそうとします。前半12分、8#根本選手からのキックインは正確にゴール前の10#古城選手の元へ。しかしヘディングは惜しくも外れます。

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そして試合が動いたのは前半13分。GK23#北波選手のロングフィードは前線の25#川西選手へ。タイムアウト明けで合同チーム①の選手たちに一瞬の隙が生まれたのか、間髪いれずに放たれた25#川西選手の美しいライナーがゴールに吸い込まれます。関西セッチ、大きな先制点!

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関西セッチはその後も主導権を明け渡すことなく、また合同チーム①もチャンスらしいチャンスを作り出すことができないまま、前半が終了しました。後半後半に入っても、関西セッチは勢いを緩めません。後半3分には25#川西選手の巧みなドリブルで敵陣を突破。

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最後は19#福留選手が至近距離からシュートを放ちますが、GK12#前田選手がこれをセーブ。

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頼れる守護神!

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合同チーム①もなんとか状況の打開を測ろうとしますが、前線にボールが収まらず、フィニッシュまでいけません。逆にカウンターを許し、前半と同じく主導権を奪い返すことができないまま、耐える時間が続きます。どんどん飛び込んでくる関西セッチ攻撃陣!

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そんな中、気を吐いたのは10#古城選手。25#川西選手のドリブルを真正面から奪うような見事なインターセプト。そのまま猛然と相手陣内まで駆け上がり、63#前澤選手へパスを供給。しかしここはチャンスをものにできません。

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すれ違いざまにボールを奪う10#古城選手、そのまま駆け上がります。

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直後の8#根本選手のCKは、ゴールを直接狙う弾道ですがポストに阻まれゴールならず。しかし、得点の予感にベンチも色めき立ちます。しかしその期待感もつかの間、関西セッチの逆襲がまっていました。ダイレクトパスを小気味よくつなげ、あっという間に合同チーム①のゴール前まで迫る関西セッチ攻撃陣。

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そして19#冨岡選手のシュートはなんとこれもクロスバー直撃!

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しかしその直後、再び10#古城選手が関西セッチDF陣を切り裂く高速ドリブル!ですがこれもフィニッシュまでは持ち込めませんでした。

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前日とは打って変わって、日中の温度は30度に届くかという暑さ。給水タイムはスタッフ総出でサポートします。

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そして、給水タイムが終了した直後の後半12分、ゲームが再び動きます。25#川西選手のCKを逆サイドにいた19#冨岡選手が頭でつなぎ、DFのマークが外れていた7#福留選手が頭で押し込んで追加点!

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至近距離からのシュートでもあり、GK12#前田選手はノーチャンスでした。合同チーム①にとっては厳しい時間帯での失点に、焦りの色を隠せない10#古城選手。

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残り5分、後がない合同チーム①は、なんとかまずは1点を返したいところですが、関西セッチは手を緩めることはことはありません。7#福留選手に…

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25#川西選手に…

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5#田中選手!どんどんシュートを打ってきます。

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合同チーム①もここで負けるわけには行きません。10#古城選手が再三にわたって攻め上がります。そして倒され、絶好の位置でFK獲得。蹴るのはキャプテン、8#根本選手!…しかし、代わって入った59#雨堤選手がきっちり外へ叩き出します。時間のない合同チーム①!!

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CKは再び8#根本選手。しかし相手に拾われ、カウンターをくらいます。3点目を失えば試合は決したも同然。このピンチを救ったのはやはりこの男、GK12#前田選手!激しいクラッシュを物ともせず、シュートを阻止しに行きます!

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ロスタイム2分!!急ぐ合同チーム①に対し、押し込む関西セッチ!!身を挺して守備に入るDF陣!

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GK12#前田選手、懸命のフィード!

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10#古城選手のジャンピングボレーは…空を切る!! そして…

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試合終了!!!!2-0、関西セッチエストレーラス、第一回大会以来となる決勝進出が決定。勝利が確信に変わった時、張り詰めていた表情が一気に緩む関西セッチのメンバーたち。

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敗れた合同チーム①の表情は固く、しかし善戦を尽くしたという安堵も入り混じるような、そんな風に見えました。

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関西セッチの決勝の相手は、準決勝第二試合のFCアウボラーダ VS FC九州バイラオールの勝者。一方で敗れた合同チーム①はチームの誇りと未来をかけて、準決勝第二試合の敗者と3位決定戦を争うことになります。

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この試合で特に印象的だったのは、関西セッチエストレーラスは25#川西健太選手。これまでの試合を通して素晴らしいプレイを見せてくれましたが、1点目のトラップ、そして高度なパスワーク、ドリブル、全てにおいてパーフェクトでした。一方の合同チーム①では63#前澤寛選手。初日からずっと出場し続け、攻撃の芽を潰すだけでなく、攻撃のきっかけを作ったりタメを作ったりと精力的に動いていた姿が印象的でした。

さあ、次はいよいよ2強同士がぶつかり合う準決勝第二試合です!

⑥へ続く

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『"Pick"=掴み取る、選ぶ」と「"Phat"=格好いい、イカした』を組み合わせた造語を屋号に掲げる「PickPhat」。クライアントの意思を尊重し、選び抜いてイカしたサイトをクライアントと共に作り上げます。代表の加藤高明氏は電動車椅子サッカーチーム「Yokohama BayDream」の選手としても活躍中。

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