「バンッ!」「バチン!」「ドン!」アリーナに足を踏み入れた途端、聞こえてきた音。5月4日〜5日の2日間にかけて開催された「第13回ロービジョンフットサル日本選手権」の会場・水元総合スポーツセンターに響き渡る衝撃音でした。
視界の狭いロービジョンフットサルでは、組織で崩すよりも個人技が多くなり、ボディコンタクトも増えます。冒頭の激しい音は、選手同士のぶつかり合いで生じる音だったのです。
所沢の国立リハビリセンターで活動する、2016年10月に誕生したクラブチームです(前身はLFC埼玉)。今大会では登録選手8名。日本代表として昨年の世界選手権に出場した8#辻一幸選手、同強化指定10#中澤朋希選手が在籍します。ブラインドサッカーの強豪チーム「埼玉T.wings」と活動を共にしながら、ロービジョンフットサルの普及に努めています。