- サッカーの現場から
4月2日は世界自閉症啓発デー
みなさんは世界自閉症啓発デー(World Autism Awareness Day)ってご存知ですか?毎年4月2日を「自閉症を啓発する日」として国連が制定し、世界各国でイベントが開催されているんです。日本でも数年前から、毎年この日に『自閉症を象徴する色「青」で染めよう』というイベントが各地で盛んに行われるようになりました。
今回わたくしパラキートは、友人のお誘いを受けて、女優・東ちづるさんが代表をされている一般社団法人Get in touchのボランティアカメラマンとして、イベントに参加してきました。
Get in touchは、誰も排除しない・されない「まぜこぜの社会」を目指して、マイノリティのためのPR活動をしている団体です。障害者も健常者も、LGBTの方も、あらゆるマイノリティが同じ社会を歩めるように。そんな思いで、賛同者が集まりました。桜が満開の都内は、天候にも恵まれブルーデイにふさわしい青空が広がっていました。絶好のイベント日和です!
障害者サッカー連盟のブースは大盛況!
ブルーデイでは昨年に引き続き、一般社団法人 日本障がい者サッカー連盟(JIFF)が体験会を実施。ということで、短い時間でしたが私も会場にお邪魔してきました。「サッカーなら、どんな障害でも超えられる。」このスローガン、最近特に実感しますね。
会場は、JR渋谷駅からほど近い神南小学校。
総人工芝で、綺麗に整備された美しいグラウンドに、アンプティサッカー、ブラインドサッカー、電動車椅子サッカーの体験・デモンストレーションエリアが。
そしてテントには競技を説明するためのパネルなどが展示されていました。
今回デモンストレーションや体験会は無かったものの、ソーシャルフットボール(精神障がいフットサル)の関係者の姿も。様々な障害者カテゴリが混ざり合って、イベントを楽しんでいました。
イベント開始時刻の朝10時から、すでにたくさんの入場者が訪れ、体験会会場も盛り上がりを見せていました。JIFF会長・北澤豪氏も駆けつけ、アーティスト日比野克彦氏と共にメッセージフラッグを鮮やかな青に染めています。元Jリーガーでもある北澤氏は、日本障がい者サッカー連盟(JIFF)の会長として活動する傍ら、障害者サッカー関連のイベントに精力的に参加し、障害者サッカー普及に力を入れています。
私も以前、ブラインドサッカーの体験会の合間に、10分ほどお話をさせていただいたことがありました。一般参加者にも真剣に耳を傾け、時にはご自身の意見を織り交ぜつつ、接してくださるようなお人柄。障害者サッカー普及には欠かせない人物です。
参加者たちの手で染められていくブルーフラッグ。光を浴びて美しい色を放っています。
そして会場には、Yokohama Crackersの永岡真理選手と清水猛留選手もいらっしゃいました。電動車椅子サッカーは体育館など室内で行われるスポーツですが、この日は晴天の人工芝グラウンドでのデモンストレーション。
清水選手は「人工芝での走行は体育館より走り心地が良いかも」と話していました。