第2回ソーシャルフットボール全国大会関東予選会、開催迫る!

  • サッカーの現場から

精神障がい者フットボールの頂点を決める大会

来る2月25日(土)、第2回ソーシャルフットボール(精神障がい者フットボール)全国大会関東予選会(以下関東大会)が開催されます。

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関東4県から地方大会を勝ち上がってきた計6チームが、今年10月に愛媛で開催される第2回ソーシャルフットボール全国大会(以下全国大会)の出場枠「2枠」をめぐって凌ぎを削る、文字通りの「ガチンコ勝負」です。

今回は全国大会の概要と、今週末行われる関東大会の見所を簡単にご紹介しましょう。

ソーシャルフットボール全国大会は、記念すべき第1回目が去年名古屋で開催され、開催県である愛知県のチームを含め、各地域の地方予選を勝ち抜いた、または選抜メンバーをセレクションした選抜チームが出場し、全国各地から計11チームが参戦しました。全国大会に出場したチームは以下のとおり。

2015第1回ソーシャルフットボール全国大会in名古屋出場チーム———————

北海道(1) リベルダージ北海道(北海道選抜)東北(1)グランゼーレ東北(東北選抜)関東(2)Espacio(千葉)、 ダルク(東京)甲信越北陸(1)アレグラッソ甲州(山梨)東海(1)VACS EGLA静岡(静岡)関西(2)おこしやす京都(京都)、FCウエノ(京都)中国(1)岡山SUN’s(岡山選抜)四国(1)四国88(四国選抜)九州(1)長崎ワイルドアミーゴス(長崎)開催県枠(1)estrella AICHI(愛知)

※カッコ内は出場枠数

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決勝で顔を合わせたのはEspacio(千葉)対ダルク(東京)。関東代表の2チームが決勝に残るという、とても興味深い展開になりました。試合は延長戦でも決着がつかずPK戦までもつれこむ白熱の展開に。そして、記念すべき初代王者に輝いたのはダルク(東京)でした。

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日本ソーシャルフットボール協会Facebookより転載

https://www.facebook.com/jsfa2015

 

関東勢のクオリティの高さをまざまざと見せつけられることになった全国大会を受けて、第2回となる今大会では関東以外のチームが王者奪還のためにさらにチーム力を向上させ、再び相対することになります。

さて、その関東代表を決める2017年関東予選会。出場するのは以下の6チーム。

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FC PORT(神奈川県)Espacio(千葉県1位)バルサ(千葉県2位)ダルク(東京都1位)BOSCO NEXT(東京都2位)埼玉CAMPIONE(埼玉県)

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第1回全国大会優勝チームのダルク、準優勝のEspacioを擁する、非常にレベルの高い大会になります。特にEspacioは、全国大会で優勝後に結成された日本代表チームに、実に5名もの選手が名を連ねている強豪中の強豪。そしてダルクからも1名が代表選出されています。この2強に対し、追いかける側の4チームはダルク、Espacioに最低でも1回は勝つか引き分けなければいけません。全国大会への切符は2枚。ダルクとEspacioが再び切符を手にするのか、それとも新興勢力が彼らを飲み込むのか。今大会は「2強 VS 4勢力」と言っても過言ではないのです。

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日本ソーシャルフットボール協会ブログより転載

今回出場する6チームについて、簡単にまとめてみました。大会観戦にお越しになる方は、事前に予習してから会場に足を運んでいただくとより楽しめると思いますよ!

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ダルク(東京)

覚せい剤などの薬物中毒・アルコールなどの依存症からの更生の一環として結成されたフットサルチーム。2016年関東大会は10チームの中で優勝を経験し、全国大会でも決勝に進出しPK戦の末に優勝。今大会の優勝候補筆頭です。サッカー経験者を多く擁し、勢いのあるチームスタイルが特徴。ブログには、ソーシャルフットボールにかける想いが記されています。

ameblo.jp

Espacio(千葉)

千葉県流山市を拠点に活動するチーム。2016年関東大会では10チーム中3位。全国大会ではダルクとともに決勝に勝ち残り、PK戦の末に敗退。代表選手5名を擁し、男女問わずハイクオリティな選手が揃っています。千葉県予選(コルツァカップ)では圧倒的な戦力差で優勝。ダルクと並ぶ今大会優勝候補です。

ameblo.jp

 

FC PORT(神奈川)

2008年発足。横浜市の障害者支援施設「ラポール」を拠点に活動。2016年関東大会は10チーム中4位。サッカー経験・未経験問わず、年齢層も10代〜50代と、幅広いメンバーで構成されています。デイケアセンターなどの支援団体を持たず、当事者運営を基本とし、運営からイベント企画までを全て当事者で行っています。2016年関東大会ではあと一歩というところで決勝進出を逃し、涙を飲みました。今大会は雪辱に燃え、チームの士気は非常に高まっています。パラキートも今季より所属しています。

FC PORT

BOSCO NEXT(東京)

2012年発足。東京&神奈川県内で活動し、チームメンバーは15名前後。2016年関東大会では10チーム中7位。しかし昨年開催されたぽるとカップでは3位入賞と健闘。今季より健常者チームで構成される日本で最大級のフットサルリーグ「品川区フットサルリーグ」に参戦、試合数を増やすことで着実にチームの経験値の底上げが図られています。今大会ではダルク・Espacioの2強を脅かす存在になるでしょう。

BOSCO NEXT – ホーム – BOSCO NEXT

埼玉CAMPIONE(埼玉)

2008年発足。「Sリーグ(精神障がい者フットサル埼玉県リーグ)」を運営しており、Sリーグに所属する埼玉県内のチームの中から選び抜かれた選手で構成されています。2016年関東大会では10チーム中5位。地元リーグを持つことによる経験値の豊富さと、メンバーをリーグ所属チームからトライアルによって選抜するという独特のスタイル。ソーシャルフットボールの理想形を追い求めるような活動方針は、非常に興味深いものがあります。今大会では前回以上の成績を残ることができるか、注目です。

www.saitama-campione.com

バルサ(千葉)

チームの情報が見つからず、詳しいことはわからなかったのですが、千葉県予選を2位で通過。2016年関東大会ではブルースカイ+バルサの2チームの混合チーム「FCスカイバルサ」として参戦し、10チーム中8位。Espacioや、2016年関東大会で2位だったAC LUNA(全国大会は参加辞退?)という強豪がそろう千葉県内にあって、揉まれながらもチーム力を確実にアップさせているはずです。

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関東地域は非常にレベルの高いチームが揃っており、関東大会は非常に盛り上がること間違いなしです。ぜひ会場に足を運び、その目で彼らの闘志あふれるプレーを見届けてください。そして熱い声援をお願いします!

関東大会の詳細は下記へ。

ameblo.jp

JSFA |NPO法人日本ソーシャルフットボール協会

(了)

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「パラキートのパラスポーツ日記」では、一人の障害者サッカーファン「パラキート」が自分の脚でおもむき、自分の目で観て、自分の耳で捉え、自分の指で撮り、自分の頭で考えたママを発信していきます。

記事を通して、競技を取り巻く人・環境・社会問題に触れ、この魅力的な世界に関心を寄せ、寄り添ってくださる方が増えることを願っています。

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『"Pick"=掴み取る、選ぶ」と「"Phat"=格好いい、イカした』を組み合わせた造語を屋号に掲げる「PickPhat」。クライアントの意思を尊重し、選び抜いてイカしたサイトをクライアントと共に作り上げます。代表の加藤高明氏は電動車椅子サッカーチーム「Yokohama BayDream」の選手としても活躍中。

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