パラキート、パラスポーツと出会う

  • サッカーの現場から

障害者スポーツなんて全く興味がありませんでした

実のところ、いままで障害者スポーツはおろか、

パラリンピックにも興味がなかったし、

カテゴリがあることも、知りませんでした。

正直に言えば、障害者に対して人並みの偏見もありました。

「運動ができない、活動が著しく制限されてしまったかわいそうな人たち」

そんな自分が障害者スポーツとの接点を持ったきっかけは、

とあるNPO法人の活動のお手伝いをさせてもらったことでした。

そこには地元横浜の障害者スポーツチームからリオで活躍が期待される

パラリンピアンまで、身近な方から日本代表までの様々な方たちが集い、

熱っぽく、楽しそうに、そして誇りを持って

自分たちの活動を紹介する姿がありました。

自分もスタッフとして関わりながら、彼らとのやり取りの中で

その熱に浮かされてしまったのか、もっと障害者スポーツ

世界を知りたいと思ったのが、この世界の入り口に立つきっかけでした。

ひとが追い求めないものを追ってみたい

2020年の東京オリンピックパラリンピックが決定してから、

障害者スポーツを取り巻く状況が少しずつ変わってきているといいます。

リオパラリンピックの出場選手への派遣費用が上がったり、

CMやバラエティ番組で盛んにパラ選手が取り上げられたり。

向こう4年間は、いわゆる「バブル」の様相になるのかもしれません。

私みたいなにわかファンも当然増えてくるし、

似たようなブログも林立するでしょう。

私はできる限り、彼らが追い求めないものを追ってみたい。

表現の手段は「写真」を用います。

スポーツの魅力を一番に伝えるには、やはり写真の力が大きいと思うからです。

機材は個人で用意できるレベルの物ですから、クオリティはアマチュアレベル。

写真のクオリティや機材の良し悪しを競うことは目的ではありません。

現場の息遣いや、周りが気づかない細かな部分が見つけられるように

注意深く見ていくつもりです。

一方で、障害者スポーツは華やかなスポーツシーンばかりではなく、

選手個人がその体に負う様々な障害や抱える困難も内包していて、

エンターテインメントとして一括りにはくくれない部分もたくさんあります。

でも、それらを知った上で競技を見続けることで新しい気づきがあると思うし、

そんな風に見ることができないうちは、障害者スポーツを知ったことには

ならないのかなとも感じています。

なので、選手の表情や動きだけではなく、周りのスタッフや

支える人たちにもフォーカスを当てていければと思います。

 

全てが手探り。いろんな失敗も経験するかもしれないけど、

(現にたくさん失敗してるけど)無理ない程度に更新していきながら、

全てを経験として、自分なりに障害者スポーツの魅力に

取り憑かれていきたいです。

そして、これを読んでくださる皆さんにも、

障害者スポーツの魅力に取り憑かれてくださるような

そんなフォトブログが作れたら嬉しいです。

宜しくお願いします。

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2016年5月28日世界車椅子テニス(有明テニスの森

2016.5.31 

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このブログを立ち上げるきっかけをくださったAさんとMさん、この世界に引きずり込んでくださったSさん、

そして旭川のニッポンマンに、改めて御礼を申し上げます。

パラキートのパラスポーツ日記とは

「パラキートのパラスポーツ日記」では、一人の障害者サッカーファン「パラキート」が自分の脚でおもむき、自分の目で観て、自分の耳で捉え、自分の指で撮り、自分の頭で考えたママを発信していきます。

記事を通して、競技を取り巻く人・環境・社会問題に触れ、この魅力的な世界に関心を寄せ、寄り添ってくださる方が増えることを願っています。

プログラム制作・HP管理/「PickPhat(ピックファット)」

『"Pick"=掴み取る、選ぶ」と「"Phat"=格好いい、イカした』を組み合わせた造語を屋号に掲げる「PickPhat」。クライアントの意思を尊重し、選び抜いてイカしたサイトをクライアントと共に作り上げます。代表の加藤高明氏は電動車椅子サッカーチーム「Yokohama BayDream」の選手としても活躍中。

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