競技説明

CP(脳性麻痺)サッカー

比較的軽度の脳性まひ者がプレーする7人制サッカー。「CP」とは「Cerebral(脳からの)」「Palsy(麻痺)」=脳性まひを意味します。オフサイドなし、片手で下から投げるスローインが可能、7人制でプレーする以外は立位サッカーと同じルールです。1984〜2016年までパラリンピック正式種目でした。

■ 競技データ(2019年3月現在)

競技人口
約107名
国内登録選手
95名
国内登録チーム
7チーム

■ 主な国内大会

全日本選手権大会

コート図(プレーヤ:7人、コートサイズ:70×50メートル、試合時間:30分ハーフ、試合球:サッカー用5号球

■ 競技対象者

脳性まひ、脳卒中、脳外傷など、何らかの原因による脳の損傷によって運動機能障がいのある人
 (両麻痺、片麻痺、四肢麻痺)で、自力で歩く、走ることができる人(杖の使用は不可)。

■ クラス分け

両麻痺、四肢麻痺(アテトーゼ、痺直型、運動異常、運動失調)、片麻痺など障がいタイプに関わらず、障がいの程度により3クラスに分類される(2018年1月1日にクラス分けが変更)。

   

FT1:重度/FT2:中度/FT3:軽度

 

FT1の選手は1人以上、FT3の選手は1人以内で編成が求められる。

■ 特徴的なルール

 
  • ●オフサイドは無い。
  • ●スローインは片手でもボールを下から投げ入れてもよい。
    ただし下から投げ入れる場合、ボールはすぐにグラウンドに接していなければならない。
  • ●リスタートのとき、対戦相手のチームの選手は最低7mボールから離れなければならない。
  • サイドラインからのスローインは片手でも認められ、下から投げ入れることもできるサイドラインからのスローインは片手でも認められ、下から投げ入れることもできる
  • 障がいの重程度によりポジションも分かれる。転倒に備え、ヘッドギアを装着する選手もいる
  • 国内大会では男女混合。女性選手も積極的に活動しており、2020年には日本女子選抜チームも発足した
  • 2019年7月に開催されたCPサッカーW杯スペイン大会で、日本代表は13位(史上最高位)を収めた
一般社団法人日本CPサッカー協会
http://jcpfa.jp/

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「パラキートのパラスポーツ日記」では、一人の障害者サッカーファン「パラキート」が自分の脚でおもむき、自分の目で観て、自分の耳で捉え、自分の指で撮り、自分の頭で考えたママを発信していきます。

記事を通して、競技を取り巻く人・環境・社会問題に触れ、この魅力的な世界に関心を寄せ、寄り添ってくださる方が増えることを願っています。

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『"Pick"=掴み取る、選ぶ」と「"Phat"=格好いい、イカした』を組み合わせた造語を屋号に掲げる「PickPhat」。クライアントの意思を尊重し、選び抜いてイカしたサイトをクライアントと共に作り上げます。代表の加藤高明氏は電動車椅子サッカーチーム「Yokohama BayDream」の選手としても活躍中。

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